コミケ拡大の背景
1975年に最初のコミックマーケットが開催された際、サークル参加者のほとんどが大学の漫画研究会でした。
参加者の大半が女子学生ということもあり、その後に開催されるコミックマーケットは、春・夏・秋と学生休みに合わせて年3回のイベントが決定したのです。
場所は都内の産業会館で開かれたコミックマーケットは『宇宙戦艦ヤマト』や『機動戦士ガンダム』の人気を受けて、最初は参加サークルは100程度と小規模なモノがだんだん入場する際に行列を並ばなくてはならなくなりました。
79年のコミックマーケットに至ってはサークル数は300弱でその人数は約4000人と、なんと初回の4倍以上の人が集まったのです。
しかし大規模になるにつれてコミックマーケット参加者の交流というものは少なくなり、残念ながら意見交換の場としての機能を失っていったのです。
そんな背景もあり、イベントを仕切っていた漫画批評集団である「迷宮」が運営から退き、1980年になると、その補完的な役割を担う適正規模のイベント「まんが・ミニ・マーケット」が開催されるようになります。
規模拡大に伴い、これまでメインであった漫画研究会といったサークルは減少し同人誌を販売したいと個人的な仲間で創作系したサークルが増加していったのです。